支援例
例:A幼稚園
『人間として骨太な面を育てたい・とことん遊ぶ・やさしくそして逞しく』歴史と伝統に基づいた教育を実践し、日本文化を継承していくということをねらい
- 「おはようございます」「ありがとうございます」「おだいじに」等の挨拶がスーッと出る。
- お年寄りや小さい子にごく自然に優しく接することが出来る。
- やる気満々である。
- 我慢することが出来る。
- 静と動、善と悪のけじめをつけることが出来る。
先日全社員配付していただきました「A幼稚園訪問の件」の資料を、幼児期の子を持つ親として大変興味深く読ませていただきました。掲載されている写真の中に、2月に長男と空手の試合をした男の子が写っており、試合当日のこの男の子のエピソードを思い出しましたので、紹介させていただきます。
2月17日のDANJIRI BATTLE VOL.2は総勢202名の選手が集まり、岸和田市総合体育館武道場がいっぱいになりました。
本当にありがたいことではありますが武道場とサブアリーナの前の靴箱に靴がいっぱい!
靴が入りきらず、靴が散乱しほうだい。
無駄な努力とは思いながらもトイレに行くときとかにちょこちょこ整理していました。
そしたら、なんとそれを見ていた幼稚園児の子が、自分から手伝ってくれはじめたのです!!
すごいことじゃないですか? 私はえ!って思いました。
私は主催者側なので、「今回は」整理していますが普通はなかなかできないことです・・・すみません。
今回の選手のなかで一番幼い彼がそんなコトができるなんて、本当に感動しました。
しかも、もう負けちゃったので、手伝ってくれたのかと思いきや「ぼく2回勝ったよ。」と言うじゃありませんか。
じゃあ、まだ試合残ってるのに、手伝ってくれてるの!私には大きなオドロキでした!
まわりのことを見ることのできる、この余裕さ。
私も含めて、試合前は普通、余裕がないものじゃないでしょうか。
余裕がないばかりか、自分のこと、試合のことしか頭にないことが多いと思います。
なのに、幼児年中のその彼は自分の試合を前にして、そんなことができるなんて、私は彼を尊敬します。
彼は三位入賞しましたがもう一つのMVPだと思います。
(主催者のブログから一部抜粋させていただきました)
試合に参加しているのですから、自分の試合以外の時間は今後の勉強のために先輩の試合を見ている子、試合直前までイメージトレーニングをしている子が大半ですし、自分のことがメインで勿論良いと思うのですが、長男と2人でブログを見ながら「あの子、凄いなあ(長男はこの男の子に体重判定で負けました)ととても感心し、私自身もできていないことなので、自分のことばかりじゃなくてちゃんと周りも見られるようにしないといけないね、と話をしました。
その時はこの子がどこの幼稚園に通っているのかなど考えもしませんでしたが、今回配付いただいた資料の写真の中にこの男の子を見つけ、大変驚きました。配付いただいたレポートに『論語を学ぶことで人間性を養う』『吉田松陰の言葉を使って「人としての志」や「公を見る自」を養い、自分勝手な生き方ではなく他人の事も考えられる人間を育てたいと思いで教えているそうです。』とありました。
レポートを読み進め、幼稚園の教育方針などを知り、この男の子の試合会場での行動の理由が何となく理解できる気がしました。幼稚園教諭の妹は常々、「いくら幼稚園で立派な教育をしていても、家で親が子供にきちんと躾をできないのでは意味がない。全部学校任せにしてもらっても因る。」と言っておりますが、おそらくA幼稚園に子供を通わせている親御さんたちは資料に書かれている「A魂」に共感され、家庭でも少なからず実践されている方が多いのではないかなあ、と思いました。
残念ながら、私は自分の子供をこの幼稚園に通わせることは、幼稚園までの通圏距離、保育時間がネックで不可能です。
しかし、この資料には国語学習の重要性や子供との関わり方(発達段階にあった負荷をかけ、それらを乗り越える経験をもたせ、少しでも出来たときにはとことん褒める・・・など)、「性根=人として深い部分を養う」ことなど、A幼稚園の方針や保育の様子がたくさん紹介されており、大変参考になる資料だと思いますので、これからの育児の参考にさせていただきたいと思います。
例:B幼稚園
教育理念
未来に活躍する子供たちが、心も体も共に健康で、生涯にわたって、学ぶ力と資質を育てること
教育方針
子どもが、自分の意志で決めたことを、自分自身の力で、なしとげられるように援助する
教育目標
・心身共に健康で、明るく素直な子ども
・意欲的に自分で考え、自主的に最後までやり遂げる子ども
・基本的生活習慣を身につけ、自己を律し、他者への配慮が出来る子ども
を掲げ、「幼児期の子どもたちに必要なこととして、ひとりひとりの「個」を育てる教育」
子どもを集団で見てはいけない。ひとりひとりに注目し、その子の興味や関心を尊重する。そして、自分で考え行動する子どもたちの手助けをするという方針。
例:C幼稚園
・丈夫で明るい子ども
のびのび活動できる子ども。よく遊べる子ども。挨拶ができる子ども。自分のことは自分でできる子ども。
・意欲と自信に満ちた子ども
失敗を恐れない子ども。やる気のある子ども。根気強い子ども。創造力のたくましい子ども
・感性豊かな思いやりのある子ども
想像力豊かな子ども。物事に興味や関心を持てる子ども。思いやりのある優しい子ども。物を大切にする子ども。
を教育方針として掲げ、その時期にのばすべき事、その時にしか経験できない事を逃さずに指導し、「今」を大切にする。
また、自らの存在感、充実感を味わえ自信につながるような、多彩な活動を行い、情操を育てるとともに「静かに集中して聞く」態度を育てます。